ふる里
2012年12月29日 15:47
「ふる里」
少年は翼が欲しいと いつも思っていた
青空を思いきっり飛んでみたいのだ
青空は窓であり 夢であり 悲しさでもある
そして ふる里をつつむ大きな腕だ
山や町を浮かび上がらせると
吸い込まれてしまう青空が必ずあって
小川が大海に注ぎ込む
少年のかくれた力が音を立てて流れている
青空に高く輪を描くとんびよ
少年は翼が欲しいといつも夢見ている
現代詩とつれづれ想
「ふる里」
少年は翼が欲しいと いつも思っていた
青空を思いきっり飛んでみたいのだ
青空は窓であり 夢であり 悲しさでもある
そして ふる里をつつむ大きな腕だ
山や町を浮かび上がらせると
吸い込まれてしまう青空が必ずあって
小川が大海に注ぎ込む
少年のかくれた力が音を立てて流れている
青空に高く輪を描くとんびよ
少年は翼が欲しいといつも夢見ている
Ichikawatsuta
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