つれづれ想(私の人生)

2013年06月04日 20:09

  私の人生

自分の人生をどのように語ってもどのように切り開いても

小さいわだかまりや不満はあるが、一様に幸せ色に

包まれていて 劇的惹きつける場面はなく

平々凡々と波風なく 聞いて聞いてよ と言う

クライマックスもなく 小さい川が小さい流れで

雑魚を育てツボやヤゴを抱え匿って ふる里の小川は

いつからか暗渠になって小魚もシジミも語ることがなくなった

雨も風も日差しも私をいたぶることもなく 困らすこともなく

育んでくれた。色にたとえたら若葉色 花の色 空の色

人生どこを切り開いても柔らかい色で満ちているはず

花の色が流れ出す 私の棺は花でいっぱい 折鶴でいっぱい 

幸せでいっぱい 生きたという満足でいっぱいのはず 

あとはありがとうを追加するだけだ。