つれつ゜れ想(老いの詩)

2013年08月04日 14:00

   老いの詩

思い出すたびに 書き溜めた老いの詩が山ほどあって

さて投稿詩を選ぼうとすると此れと言った作品はなく

老いぼれていく自分だけが浮き上がってくる。

若やいだ希望の詩 欲望の詩を欲しいと思うが

書き溜めたその時点では良しとしたものが

みんな紙くず同様 白茶けた紙上にだらりと 我が物顔で寝そべっている。

活きているか死んでいるか叩いてみても 立ち上がってこない

あくまで呆然と老いの独り言 おしゃべり 命ないものになって涸れている。