つれづれ想(充実ということ)

2013年08月21日 08:50

   充実ということ

平凡で人の陰に隠れ目立たず 悪いこともせず いいことも認められず

居るのか居ないのか 生きてきたか活きているのか

自分にもはっきりせず 時間が経てばお腹が空き 夜になれば眠くなる

太陽に負けず起き 時計のように正確でもなく 

何をやっても急かされる気持ちが先だって

 落ち着いて一つのことに没頭できない

一つのことをやり遂げない限り次のことは猶更遠退く

心ここに非ず字面を滑って汲み取ることができない

思いを吸い取り味わってこそが詩の心を耕すことか

遠く思いだけが飛び散って私が砕けけてしまう

一歩一歩 一段一段それが充実というものか